GABBTA  静寂のまえとあと

2019.07.31 Wednesday 14:54
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    神の慈悲心はわれらの罪よりはるかに大きくて。

     

    キリスト教徒がお釈迦様用語を使っては変かな?

    こだわりなく言わせてもらえば、天の大慈大悲は、聖書の神にある癒しと憐みのこころと同じものだ。

    仏門の方、ご無礼を、ユダヤおよび、あの地方の神を想像主(と自動変換された。これでもいいけど・・創造、ですよね)

    と仰ぐ方々、寛容あれかし。

    名も公式も構造にも差別化できるものあれど、ひとの脳が思い描ける限界を超えて、そうだな、等式ではなく不等式?

     

    3月も半ばを過ぎたナウエン師の周囲は復活祭の入り口で、当然、その前に起こるイエス受難の週、それに殉じた信仰者の断食週間にはいるところ。キリスト教の断食は、他派のようにいっさい口にしない、や、日暮れまでとか、月の出るまでとか、あまり厳格なのを知らない。バチカンでは僧侶たちが身を清め、慎む生活をさらにするようだが、一般信者では、いつもより控えた日々を送る、と覚えている、ただし、詳細は知らない。キリスト受難、からこのブログを開始したので、この主題は避けられない。

    イエス受難の週に信者が行う断食週間をFASTENZEITというのは、もう言ったろうか?

    パウロ先生も、このときにかぎらず、ひとたび、ことあるときには断食をして精神統一をはかるとよい、と言っておられる。

    人体の仕組みや機能が今日ほど明らかになってはいなかった2000年前でも、胃袋を空にしておくほうが脳細胞はよく働き、血流は浄化され、心臓も重圧を感じることなく働きに精出すことを、たいがいは知っていた、耳は澄み、目は曇りを祓い、サラサラの血脈の表皮は研ぎ澄まされて気の流れを純粋に感じ取ることができる。とうぜん、循環良好な脳のシナプスは、敏感に点滅し接続し交差する。

    純な霊魂を発火する頭脳の紅暈を目撃したことはないか?

     

    ナウエン師の断食週間開始の祈りはこうだ。サマリアの女に告げたイエスのように、

    「渇く人はわたしの泉から飲むがよい。わたしの泉は枯れず、渇きは起こらない」

    そうして、師は、かような泉をあたえたまえ、と祈るのである。

    春の野の暖かい風のような神の憐れみと、渇きを覚えない尽きせぬ泉をもって、その喜びをともに味わえるように、と祈る。

    だれでも、渇く人は、と言われたが、渇く人、とは、終局、満たされていない慾を抱えた心の事であろう。

    放蕩息子は、自分のものにはならない家業の手伝いに飽き、見栄えのしない郷里の山野に飽き、歌や踊りや脂粉の香り漂う街の暮らしが、芳醇な泉の源だと思い込んだ。そうと見えた泉は水たまりで、飲み尽くせば、たちまち涸れはて、息子はいっそう渇きを抱え込む。金も女もその他の遊興も、息子の渇きを鎮めはしなかった。

    襲われたのは激しい飢えだ。飢えと渇き、息子の肉体も脳細胞も初期化状態にあったとき、父のもとへの帰還、

    という発想が生まれる。食べさせるだけはしてくれる女のひとりでもあれば、働きもせず己を省みることもなく、あるいは、当面、ジゴロ(この時代にあったか?)生活で、やがて病を得て、見捨てられ、荒れ地で白骨化したかもしれない。

    息子が父からの分け前全部使い果たしたころ、その地にひどい飢饉があった。聖書は記す。

    神のたくらみは深く根強く、救わんとするものを救う。たとえ、ひとの価値がどうあろうとも。

    渇かないものに尽きせぬ泉の値打ちは不可知である。

     

    ひとの犯す罪はすべて体の外にある。しかし、不品行をするものは、自分の体に対して罪を犯すのである。

    石頭の月足らずのイエスの使徒、愛すべきパウロ先生はこういわれた。

     

    主の憐れみと無関係に生存できる方方に心から敬意。

    category:ドイツ語 信仰 | by:gabocomments(0) | -
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